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超戦士(ハイパー)・シンデレラ(5)

空気を読んだシンデレラはポツリポツリと現在の境遇や自分も舞踏会に行ってみたい旨を語りました。

「委細了解いたしました、お任せください!

私が舞踏会に行けるようにしてあげましょう!」

「やれやれ、ようやく本筋に戻ってきたな。

ではまずは衣装じゃの、ちょっとこっちへ来られい」

【マミゾー】がシンデレラに手招きしました。

シンデレラの頭に葉っぱが乗せられます。

「これからお主に術をかける。

心配せんでイイ。

変身した姿がどんなもんになるか、とりあえず表面だけ変化させるだけじゃ。

ま、【しみゅれいしょん】と言うヤツかの」

「夜会服(ドレス)は白を基礎にいたしましょう」

「賛成じゃ、これだけの素材は滅多におらん。

素材が良いのにゴテゴテ飾るのは却って野暮じゃ、逆効果じゃ。

ホーント、やめるべきじゃの!」

【セイント・ビャクレーン】の提案に賛同した【マミゾー】さんですが、自称:魔法少女を苦々しげに睨んでいます。

お気持ちは察しますが、どうか穏便に……

「そんじゃ、いくぞ」

ポコポンッ!

少し間の抜けた音とともに白い煙に包まれるシンデレラ。

一瞬でシックな白いロングドレスを装着です。

「まあ! 素敵!」

「うほー、こりゃ予想以上じゃの!」

しなやかな四肢、バランスの良い長身、艶やかな白い肌、上品な顔の作り。

そこに清楚な白いドレス、うん、ケチのつけようがありません。

ハンパない美人さんです。

最上級のマテリアルはほんの少しの味付けでもOKと言う見本ですね。

「胸ぐりが大きすぎるか?」

「せっかくの逸品ですから強調したいところですね」

確かにシンデレラ=ショウのお胸は凶器に成り得ますね。

「いやいや、最初から見せてしまってはヒトの目がここに集中してしまう。

この決戦兵器は最後まで隠しておくべきだと思うがの」

ポコポンッ!

ふわふわのショールが肩から胸を覆いました。

「なるほど、一理ございますね。

はじめは隠しておいて、ここ大一番でぶるるぶりりんと放り出すわけですね」

【セイント・ビャクレーン】さん、言い方が少々お下品ですよ。

「下着はどうする?」

ぺろりとスカートをまくる【マミゾー】さん。

「ひゃ!」

思わずスカートを押さえるシンデレラ。

「なんじゃ、ここには女しかおらんのじゃから気にすること……

……あ、足、綺麗……」

そう言ったきり固まってしまった【マミゾー】さん。

細すぎず太すぎない長身に見合った健康美脚。

実はシンデレラ=ショウの隠れたストロングポイントなのです。

「顔も胸も絶品じゃが、この下半身もスゴいのお。

特に膝の形がよい、ひかがみの筋も美しい!

むう、嫉妬するのもバカらしいほどじゃ」

この眼鏡姉さん、目の付け所がややマニアックですね。

「確かにモッタイありませんが、この時代、足を見せるのは大変はしたないこととされていますからね」

そんな時代設定でしたね、忘れていました。

「下着にも凝りたいのう」

ポコポンッ!

長いスカートが消え、継ぎ当てだらけの野暮ったい下履きが丸出しです。

「え!? あ!? きゃあ!」

驚いてしゃがみ込んでしまうシンデレラ。

無理もありません。

「おっと、いきなりで悪かった。

下着を吟味するために一旦スカートを消すからな」

「い、言うの、遅いですよー!」

ポコポンッ!

「ほれ、ちゃんと立ってみい」

しぶしぶ立ち上がったシンデレラ。

フリルとレースをふんだんにあしらったパールホワイトのドロワ。

シンデレラはビックリしています。

こんな上等な下着は久しぶりですからちょっとだけ嬉しくなります。

「スキャンティーだとどんな感じでしょう?」

スパークルな魔法少女のファンタスティックな提案が飛び出しました。

ポコポンッ!

「え!? ちょ、ちょっとー!」

「ふむふむ、これも【可】ですね。

では、Tバックはどうでしょう?」

ポコポンッ!

「んな!?」

お尻がスースーしそうです。

「プラスしてTフロントでは?」

ポコポンッ!

「あ? あひゃー!」

「シースルーと言う手もあるぞ」

ポコポンッ!

「うっぎゃああー! もうやめてー!」

シンデレラがマジで泣いています。

これはさすがにヒドいです。

「【マミゾー】やりすぎです。

かわいそうじゃありませんか」

【セイント・ビャクレーン】がいたって真面目に言います。

「ぐっ……お主がそれを言うのか?

このトンデモ展開はお主が発端じゃろうがー!」

【マミゾー】さんが食ってかかります。

魔法少女はきょとんとしているだけ。

このあたりのボケはもはや彼女の素のようです。

「まったく……やはり最初のエレガンス路線にするかの」

ポコポンッ!

一周回って元に戻りました。

とりあえずメデタシです。

「あとはメイク……化粧はいらんじゃろ?」

「いえいえ、最低限の身だしなみとして必要です」

「あーっと、それならそっちは儂が担当するから口出し無用じゃ」

「何故ですか?」

「何故もへちまもない、お主は今すぐに鏡を見るべきじゃ」

「合点が行きません」

「良いからここは儂に任せておけい」

全面的に賛成です。

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