紅川寅丸とTeam東方不敗の作品やご案内

ナズーリンの星っていくつあるの?(6)

「そんなことより、ご主人の乳の素晴らしさを語らせてくれたまえよ。

このために長々と前振りをしてきたのだからね」

ご主人は俯いたままだ。

なんにせよここでやめるつもりはさらさらない。

「質量は最大級にほんの少し及ばないが、私に言わせれば、体躯との均衡が崩れる直前、目一杯のギリギリ。

溢れる寸前の危険度最大!

透き通るよう、とは言えないが、健やかさを確信させる生命力溢れる薄桃色!

肌理が細かく、蜜を塗ったような艶と照り、これは他の誰もついて来れない!

ここだけでも一見の価値がある!

誰にも見せたくはないが、世の分からず屋に己の狭世を思い知らせてやりたくもある。

この張りと艶、指が喜ぶ、掌が喜ぶ、口が喜ぶ、舌が喜ぶ!

おっと、いきすぎた、本論を続ける!

仰向けになったときの美しさにも言及したい!

よく言われる大きいのに横になっても形が崩れない【巨乳】。

作りものではあるまいし、適度な弾性を持ったそれなりの物体がどの向きにしても形が変わらない、そんなことはあり得ない。

また、型くずれしないことが尊いのではなく、どのように崩れるのかが重要なのだ!

その点、寅丸星の崩れ方は美しい!

全体が少し内向きなので、仰向けになってこそ、その威力を発揮する!

外側にやや流れて、ちょうど真上を向くその先端が、どこにこぼれようかと、ふるふると危うい均衡を保っているその姿こそ究極の美だ!

破壊力が最大になる!

破壊されるのは私の理性だが!

そしてさらに、並外れた筋力を持ちながらも、まるで独立した次元にあるように柔軟さを失わず、表面と中身の柔らかさの違いがほぼ均一。

そして、虐心を刺激しまくる【虐めてください】型。

ひっぱたいても、ふんづけても、けなげに耐えるだろう芯の強さと耐久性、あ、いや、そんなことは決してしないがね。

うん。

また、乳間にも適度な肉があり、顔を埋めるに不都合が全くない。

むしろ埋め方を誤れば、窒息すること必至の隙のなさ!

私の片掌では到底勝負にならぬ大きさに、私は両掌をもって挑むつもりだ。

片乳ずつ、丁寧にナマエロスを注ぐ所存だ。

両掌で掴み、優しく絞りあげ、左右互い違いの動きで揉みほぐし、尖り始めた先端をそっと口に含み、舌先を小さな風車のように回そう。

貴方がさらに高みを望むなら、私の口一杯でかぶりついた後、思い切り吸い上げてあげよう。

何度でも。

おそらく下品な音を立ててしまうだろう。

だが、私はさらに先に行きたい。

歯を立てたいのだ。

その先端を細心の注意をはらい、噛む。

傷は付けない、付けないつもりだ。

下顎を小刻みに左右に動かし、コリコリさせる、貴方が仰け反る瞬間が危険だ、私の歯は鋭いから。

十分に注意しよう。そして『ナズーリン!!!』

真っ赤な顔をしたご主人の金切り声で我に返った。

「あっ、ああ、すまない。興奮してしまったようだ。

途中から具体的な攻略方法の解説に移行してしまったな。

明らかに今回の趣旨からは外れている、申し訳ない、ひとまず忘れてくれ。

ご主人にはまだ早い」

「まだ早いって! 私のことなんでしょ? 私の、その、お、お乳のことなんでしょ?

忘れろって言われても無理です!

貴方は私にそんなことをするつもりだったんですか!」

両手で胸を隠しながら、そんなもので隠しきれはしないのだが、詰問してくる。

参ったな、調子に乗りすぎた。

今後の展開を自分で狭めてしまうとは。

「ご主人、落ち着いておくれよ? 私が言ったことはあくまで願望だ」

「ほらーっ! 願望って言った! 願望って言いましたよ!」

しまった、またしくじった。

「願望ではないよ、ガンホーだ」

「ガンホー?」

これはまた苦しいな、

「そう、ガンホー、ガンホー、ガンホーだ」

「なんなんですか?」

「おまえ等は薄汚いドブネズミだ!」

突然の私の大声に驚くご主人。

「サー! イエッサー!」

「おまえ等の使命は何だ?!」

「探せっ! 探せっ! 探せっ!」

「おまえ等は命蓮寺を愛しているか!? このドブネズミ共!」

「ガンホー! ガンホー! ガンホー!」

ご主人は呆然としている。

「とある地方の兵士同士が志気を高めるための掛け声だ」

「なんの志気を高めるんですか!」

「この場合、私の思いの丈を高める、あ、いや、あくまで願望で『やーぱりっ!願望じゃないですか!』

これはダメだ、収拾がつかん。

素直に謝るしかないな。

「ご主人、寅丸星様、ごめんなさい。私が悪かったです」

土下座し、額を畳に付けたまま告げる。

「調子に乗りすぎた。本当に申し訳ない。

私の卑弱な妄想を思わず口に出してしまった。

気分を害されたのなら、好きなだけ私を打ちのめすが良かろう、まことに申し訳ない」

そのままで待つこと暫し。

思ったよりずっと穏やかに囁かれた。

「私が、私が貴方を傷つけることは未来永劫ありません。

お仕置きくらいはするかもしれませんが、傷つけようとは思っていません。

今の私の立場上、優先しなければならないことはいくつもあります。

毘沙門天の代理として、命蓮寺の一員として、聖の名代として。

でも、ナズーリンが引き替えであれば私はその全てを投げうちます。

だって、私が今あるのは貴方がずっとそばにいてくれたからです。

いつでも励まし、陽気にさせてくれ、慰め、叱り、導いてくれた貴方を傷つけることなどできるはずがありません。

我が身より大事なナズーリンです」

あっはっ、まっ待ってくれ、私、私をそこまで思ってくれていたの?

でも、でも、今までそんな素振り見せてくれなかったじゃないか。

今になってそんな事言うの?

ずるいよ、私の気持ちも知らずに、こんなスゴい事いきなり言って、私、どうしたらいいの?

「私も興奮しすぎましたが、ただ、そのような、にっ肉欲の対象としてして見られていたかと思うと、とても悲しいです。

私と貴方の絆はそんなものだったのかと、心が締め付けられました」

なんて悲しそうな顔だ。

ああ、そうか、ご主人、貴方の真心と不満をはっきりと聞かせてもらったよ。

私の言葉が足りなかったのだね。

貴方の真の言葉には真摯に応えねば。

それにしても嬉しい。

ご主人の想いが少しは私に向けられていたのだ。

「ご主人、貴方は私の希望そのもの。

その姿が私の生きる糧、その姿がどんなものであったとしても私の忠誠と愛欲は変わらないと断言しよう。

しかし、現世の姿はそのとき限りのもの。

ならば十分に楽しまねば損ではないかな?」

「貴方の言葉が分かりそうで分かりません。

【愛欲】でいっそう分からなくなりましたよ」

「まあ、聞いて欲しい。姿形は関係ないと言いたいが、良いに越したことはない。

今のご主人は素晴らしいのだからね。

この卑小な体の私が憧れても仕方ないことだと思う」

[←]  [小説TOP]  [↑]  [→]

PAGETOP
Copyright © 2011 東鼠回顧録 All Rights Reserved.